ブログ

ああ良い眼鏡専門店のブログです。

遠視と老眼は似て非なるもの

2016年1月19日

こんにちは、「ああ良い眼鏡専門店」http://yoimegane.jp/ のスタッフMです。

遠視さんも老眼さんも手元の小さい字が見づらいという共通点があります。
ですが両者はそうなる原因が違います。

遠視さんは近視さんと同様、屈折異常のひとつです。

遠視の眼は網膜より後方に焦点を結ぶので
もし自己の調節力を休止させた状態であれば近くも遠くもボンヤリの見え方になります。

ただし遠視さんは場合によりすごいことができます。
自分の自覚なしに自ら調節力を使って遠くも近くも見ることが可能なんです。

そのため自分が遠視と気が付かないでいる場合があります。
自分は目が良いと思っている方に遠視の方が多いのはそのためです。

昔からずーっと良く見えた方でも年齢が若くても手元が見えづらくなったと言う方はこの遠視を考えて頂きたいと思います。

その遠視さんもある程度の度数以上であればもちろんメガネなしでは生活が不便です。

 

老眼さんは水晶体の弾力性が年齢と共に低下すること等等で調節力が落ちる等のいわゆる老化現象であります。
これはどんな目のタイプの方でも45才前後でいずれどなたにも訪れることであります。

一般的には近く用のメガネを作ります。
いわゆる老眼鏡と言われるものですね。
(しかし眼のタイプにより対処内容は違います)

 

軽い度数の遠視さんなら老眼鏡と同じように近く用をお作りになるかもしれません。
しかし、遠視さんというのは裸眼の場合近くも遠くも調節力をフル回転しています。

メガネを作った度数がいくつであれ裸眼であればその度数分をいつも自分自身が補っていることになりますから大層無理をしていることになります。

だから遠視とわかったら「いつも掛けるメガネ」をお作りになることをおススメします。
そこが老眼さんとの大きな違いと言えましょう。

例え遠くは見えていると思っていてもそれはあくまで自分の体が一生懸命補っている力であることを思い出してください。
メガネが代わりに補ってくれればあなたの眼はかなり楽になることでしょう。

遠視さんのメガネは日常的に目を休ませてやるためでもあるということを知って頂きたいのです。

もし裸眼の時間が長くなれば休ませたい調節力が休めなくなります。
それは眼精疲労その他の原因になるのです。

*眼精疲労の症状一例…前額部の圧迫感、頭痛、眼痛、視力減退、複視など。さらにひどくなると肩こり、悪心、嘔吐等等

 

今の自分の眼がどのような状態かを知ること、その上で必要なケアをすることが質の高い生活への第一歩とも言えます。

スタッフM