遠視の話
2016年1月26日
こんにちは、「ああ良い眼鏡専門店」http://yoimegane.jp/ のスタッフMです。
当ブログにはよく遠視さんの話が出てきます。
それはなぜでしょう?
それは当店店長もわたくしスタッフMも遠視であるからであります。
しかも二人の遠視のタイプは違います。
どんな目もそうですがお人が違えば近視、遠視というくくりは同じでも出て来る症状は違います。
その原因は一般的には度数の違い、左右差があるか、乱視があるか、眼球の動きはどうか等で変わるのです
その違いで早くからその眼にふさわしいケアがなされるか否かも出てきます。
遠視だからこそわかることをわたくしレベルではありますがお伝えしたいと思います。
本日の一例はわたくしスタッフM。
まずおさらいとして遠視という眼をわかりやすく言うと
網膜より後方に焦点を結ぶので調節のかかっていない状態では遠くも近くもぼやけます。
でも軽度であれば自分の調節力を駆使して遠くも近くも見ることが出来ます。
「調節力」は自分で意図せず体が勝手に行うので本人は気が付きません。
わたくしは軽度の遠視であり度数差は小さく、そして乱視があります。
その乱視は混合乱視と言って簡単に言えば一つの眼の中に近視の部分と遠視の部分があるというもの。
この眼であったため「自分は一生裸眼でいける」と思うほど遠くも近くも見える。
だからメガネを掛ける過程でかなり抵抗はあるし掛けても文句だらけでした(^^;;
文句の原因は本来ならメガネで助けてやる方がいいという時期を裸眼で見続けたために調節力が暴走しかかっていた為、慣れにくいことから。
だからメガネを掛けるより裸眼の方がすっきりする!と自分では感じるわけです。
メガネを掛けてもなお調節力が働いてメガネの助けをまだ使えないのです。
調節する力はもちろんあった方がいいし時にはある程度負荷をかけることも必要かと思います。
ですが大きな負担を掛けることは眼にとっても体にとってもよろしくない。
なのに軽度の遠視の眼にはそれが時に起こりそれが原因で困ったことになる場合もあるわけです。
そのうえ自分が眼に無理をさせてるなんてちっとも思わない。
それが軽度の遠視さんの落とし穴でもあるのです。
遠視にとって裸眼であることは以前もお話ししたようにメガネの必要な度数分を自分で作り出すという無理をする状態です。
これはもし左右差がある場合にさらに問題になってきます。
その話はまた次回に。
現在わたくしは毎日メガネを掛けることで己の調節力をやっと休ませられるようになってきたと感じます。
それはメガネを外したとき景色を見て少しぼやけるのです。
これこそが本来の自分の眼の状態であります。
なんでもすっきり見えないといけないと生きて来たわたくしが本来の姿を受け入れる時でもあります。
スタッフM